この記事では「不思議の国のアリス(著者:ルイス・キャロル)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「不思議の国のアリスの読書感想文例文(中学生・高校生向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
児童文学の金字塔である「不思議の国のアリス」。大人も子供も一度は読んでみたい1冊ですよね。私も子供の頃にワクワクしながら読んだなぁ。
不思議の国のアリスの登場人物
アリス:主人公。白いウサギを追いかけたことで、不思議の国へ行くことになる。
白ウサギ:服を着て慌てているウサギ。アリスが不思議の国へ行くきっかけとなる。
ハンプティ・ダンプティ:アリスに対して偉そうにするたまご。
チシャ猫:にやにやしている会話ができる猫。身体を自由に出現させ急に姿を消すこともある。
不思議の国のアリスのあらすじ(簡単な話の内容)
アリスは姉と一緒に本を読んでいると、白いウサギが慌てて走っていくのを目にした。
服を着た変わったウサギで、興味を持ったアリスはウサギを追って穴の中へ入っていく。
すると、そこは広間になっていてウサギはどこにもおらず、アリスは怖くなって泣いてしまい、涙が池となり落ちてしまった。
池でドードーと出会い「コーカスレース」に出場することとなる。
だが、身体の大きさがなかなかうまく調整できないアリス。
そこからまた白いウサギと出会い、アリスは森にいたイモムシからキノコを食べることで身体の大きさをちょうど良くできることを教えてもらう。
その後もチャシャ猫や帽子屋など様々なキャラクターと出会っていくのだが…。
不思議の国のアリスはアニメ版もありますよ。本が苦手な子供なら「アニメ→小説」という順番で入るのがオススメ。キレイな映像にドキドキワクワクしますよ♪
本のテーマ(主題・キーワード)
・ファンタジー、ノンフィクション
・冒険
・女の子
読書感想文の書き方やコツ
・自分がアリスと同じく不思議の国に迷い込んだらどういう行動を取るか書く
・アリスが物語の中で取った行動に対して自分の意見を書く
・アリスの心の中が反映されていて、その結果不思議の国が出来上がっていることに着目して書く
読書感想文例文(中学生向け2000文字以内)
題名(タイトル):不思議の国に迷い込んだら
不思議の国のアリスは、映画で見たことがありましたが、実際小説を読んでみるとこんなに長い物語だったのかと驚きました。
アリスはとても好奇心旺盛で、自分の思ったことを隠さない性格です。私は何かを始める前には「失敗しないように。」とか「何か抜けている部分はないかな。」とか慎重になりすぎてしまうところがあるので、アリスの大胆さは読んでいて気持ちよかったです。
でも、その大胆さゆえに言わなくてもいいことを言ってしまったり、トラブルに巻き込まれたりしている様子を見て、アリスと私の性格は足して2で割ったらちょうど良くなりそうと思いました。
アリスはとても無邪気ですが、自分の中の芯を捻じ曲げない強さがあると思います。最後にアリスが裁判にかけられたときも、その芯の強さは確固たるものでした。私がもし裁判にかけられるような事態に陥ってしまったら、絶対反撃なんてできないし、ただただ怯えて早く終わることを願っていただろうと思います。
でも、アリスは理不尽さに対して真っ向から声を上げて非難しました。この様子を見て私が思ったのは、自分の思いは口に出さないと伝わらないということです。いくら心の中で「違う、本当はそうじゃない。」とか「そんなつもりでとった行動ではない。」と思っていたって、口に出さなければ誰にも伝わりません。
分かってもらおうと思って態度に出したとしても、その態度が相手にどう伝わるかは明確には予想できないものです。もしかしたら自分の想いとは全然違う風に受け取られるかもしれません。だからこそ、自分の考えや主張は声に出して言わないといけないのだと思いました。
この前クラスの出し物を決めるとき、何か意見がある人は手を挙げて言うというルールになっていました。そのとき、私は演劇がいいなと思っていたのですが、結局手を挙げれず違う出し物に決まってしまいました。
話し合いが終わった後は、「いつものことだ」「自分の希望とは違うけど、とりあえずクラスの出し物が決まって良かったじゃないか」「きっと私が考えていた演劇より、他の人が言った出し物の方がみんな良かったに違いない」と思って気にしないようにしていたのですが、不思議の国のアリスを読んでからはこのままではだめだと思うようになりました。自分の意見を言わないままでは、何も行動を起こせないと感じたからです。
どうしてあの時手を挙げて自分の意見を言わなかったのだろう。その理由を考えてみると、そこにはやはり自信のなさと恥ずかしさがあることに気付きました。皆に笑われるのではないか、批判されて傷つくのではないか、誰も賛成してくれなかったらどうしよう、恥ずかしい思いをするのではないか…そういったマイナスなことが頭をすぐ駆け巡ってしまうのです。
でも、自分の意見を言うことは決してマイナス要素だけを生み出すものではありません。例え採用されなかったとしても、皆の前で提案できたという事実は変わりないからです。そして、そういった行動の一つ一つを積み重ねることで自分に自信がついていくのかもしれないと思いました。
思えば私は、最初から挑戦することさえしていなかったように感じます。自分がいてもいなくても、誰かがアイデアを出してくれるだろうと少しいい加減な気持ちも持っていたのかもしれません。これでは、少し面倒なことがあっただけでも逃げてしまうようになってしまいます。そんな風になるのは嫌です。
私はこれからは、アリスのようにいろいろなことに興味や関心を持って過ごしていきたいです。多少大胆な行動になったとしても、行動できたという事実に目を向け自分を褒めてあげられたらと思います。引っ込み思案の性格を変えて、今までより意見を言えるようになりたいのです。こんな風に、自分を変えたいと思わせてくれたのは、アリスの行動力ある物語を読んだおかげだと思っています。
物語は「ただの夢?」というような終わり方ですが、私はそうは思えません。アリスが不思議の国で体験したことはアリス自身を強くし、そして私たち読者をも勇気づけるものだと感じたからです。もしまた引っ込み思案な自分が出てきそうになったら、アリスのことを思い出して勇気を出して人と接していきたいと思います。
「アリスの行動力」に着目して書いた感想文ですね。こんな風に登場人物の「良いところ」に注目して書くのもオススメですよ。
*コピペ、無断転載、丸写し、パクリはダメですよ。頑張って自分で書きましょう~!
不思議の国のアリスの読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
不思議の国のアリスは「もし自分が不思議の国に迷い込んだらどうするか」を考えると書きやすいと思います。
もしくは、「アリスの性格で自分も見習いたいこと」を考えてみるのもオススメですよ。
頑張ってくださいね。
↓一緒に読みたい人気記事↓
コメント