この記事では「星の王子さま(著者:サン=テグジュペリ)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「星の王子さまの読書感想文例文(小学生中高学年向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
世界中から愛される星の王子さま。哲学的で難しく感じるかもですが、現実に当てはめて考えると感想文も簡単に書けますよ
星の王子さまの登場人物
「僕」操縦士。サハラ砂漠に不時着してしまった主人公。
「王子さま」バラの花と喧嘩した事がきっかけで、他の星を見る度に出かける。
「王さま」1つ目の星。王さま1人しか住んでいない。
「自惚れ屋」2つ目の星。自分以外は全て、自分を称賛する存在だと思っている。
「呑み助」3つ目の星。お酒を飲むことを恥ずかしがり、それを忘れる為にお酒を飲んでいる。
「実業家」4つ目の星。星を所有することだけを考えており、自分は有能だと信じている。
「点灯夫」5つ目の星。1分に1回自転するので、1分ごとにガス灯の点火や消火を行っている。
「地理学者」6つ目の星。自分の机から離れたことが無い。
星の王子さまのあらすじ(簡単な話の内容)
操縦士の「僕」はサハラ砂漠に不時着しました。
食べ物も無い、周りには誰も居ない、そんな孤独の中で不安な夜を過ごした「僕」は、翌日小惑星からやってきた「王子さま」と出会う。
「僕」がまだ小さい頃、ゾウを呑んだウワバミの絵を大人たちは信じてくれず、それからは心が通じ合える人に出会うことなく生きてきました。
少しだけ頑固な王子さまだったのですが、誰にも理解されなかった「僕」の描いたウワバミの絵を理解し、羊の絵を描いて欲しいと頼みます。
飛行機を修理しながら、王子さまの星やその他の大人が住む星の話を沢山聞きました。やがて、「僕」にとって王子さまはかけがえのない存在になります。
しかし、地球にやってきてから1年が経つある日、王子さまはある決意をします。
本のテーマ(主題・キーワード)
・ファンタジー
・友情、友達
読書感想文の書き方やコツ
このお話に登場する王子さまの「バラ」がポイントです。
王子さまは星に1人で暮らしていたのですが、そんな小さな星にバオバブの木が星よりも巨大に育つので、バオバブの木に覆われない為に王子さまは定期的に引っこ抜いており、そんな代わり映えのない毎日にうんざりしていました。
そして、ある日どこからか種が飛んできて芽を出します。
王子さまはバオバブの木がまた生えてくるのではないかと、毎日観察していましたが、なんとそこに現れたのは美しい「バラ」でした。
すぐに王子さまは、「バラ」と仲良しになりますが、「バラ」の自己中な態度に嫌気をさした王子さまは星の旅へ行ってしまいます。
他の星で出会う大人たちと話をしている間、王子さまは「バラ」の存在を心配しはじめます。
読書感想文例文(小学生中高学年向け1200文字以内)
題名(タイトル):悲しい愛の物語
この物語は、私達に何を伝えたいのか分かるまでに何度も読まなきゃいけなくて、少し理解するまでになかなかの時間がかかってしまいました。 全体的にはファンタジーなお話で、おとぎの国って感じの雰囲気です。 ストーリーも簡単なのですが、奥が深く、人の心にくる内容です。
中でも私が好きなのは、登場人物のキャラの濃さです。 そもそも星に1人で暮らしているという設定が変だし、笑えますが、そこに住んでいる人も面白いです。
自分の事しか考えず、自分の権威を守る事しか考えていない「王様」。は賞賛の言葉しか自分の耳に聞き入れず、自分以外の人は自分を褒めてくれる存在としか考えない「自惚れ屋」。みんなろくでもない奴ばっかりです。現実の世界も居ると思われる性格なので、嫌悪感が隠せません。
他にも、お酒を飲む事を恥じていて、それを忘れるためにお酒を飲む「呑み助」。もう意味分かりません。王子様はこの人がいる星からも離れますが、私もこんな人居たら、危険を感じて離れますね。
さらに夜空の星を所有することに日々費やしており、自分は誰よりも有能なのだと主張する「実業家」。こんな人もこのお話に限らず現実には沢山います。この性格も自惚れだと思いますが。
次は私が一番好きな星の主「点灯夫」。1分に1回自転する星の為に、1分ごとにガス灯を点火消火させています。これって眠れる時間無いですよね!?このキャラクターは面白いです。「王子さま」はこんなせわしい星は嫌だったみたいですが。
砂漠に来る前の、最後の星は自分の机から離れず、報告をまとめるだけに没頭している「地理学者」の星。「王子さま」はこの性格にがっかりして、出ていきます。 登場人物だけでもこれだけの感想を書けちゃうくらい面白いです。
ですが、最後は主人公の「僕」にとっては、悲しい展開になってしまいます。 「王子さま」はこれだけ旅をして、考えていたのは自分の星に置いてきた「バラ」の事だったのです。「僕」と「王子さま」は、深い仲になるのですが、「王子さま」は「バラ」の元へ戻る事を考え、自分の星へ帰ることにしました。
ですが、自分の星に帰る方法として、「王子さま」は魂だけで帰ろうとしていました。そして、重くて星まで運べない体から解放してあげようとしたのは「ヘビ」です。そうです、ヘビの毒です。
「王子さま」は「バラ」への責任を感じており、その責任を果たす為に地球へ来てちょうど1年が経つ日、「王子さま」は帰っていきました。
「僕」が翌日見に行くと、「王子さま」の身体は無くなっていました。魂だけが、愛する「バラ」への元へ帰っていったのです。 悲しい最後で、初めて読んだときは涙が止まりませんでした。
「星の住人が現実にもいそう」という感想は良いですよね。そこから感想を掘り広げられるとさらに良い感想文になっていたと思います。
*パクリ、丸写し、無断転載、コピペはNGですよ。頑張って自分で考えましょう。
星の王子さまの読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
星の王子さまは色々な登場人物が出てきますよね。
印象深かった登場人物に注目して「こんな人、現実にいるよな」「現実にいたらどう思うかな」という風に考えてみると書きやすいかもですね。
頑張ってくださいね。
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