この記事では「スマホを落としただけなのに(著者:志駕 晃)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「スマホを落としただけなのにの読書感想文例文(中学生・高校生向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
サスペンス&推理小説としても読めますので、本が苦手な人でも面白く読めますよ。本嫌いな子にもオススメ!
スマホを落としただけなのにの登場人物
男:年齢不詳の男。幼少期母親からネグレクトを受けて育つ。
タクシー内で麻美の恋人富田のスマホを拾う。
黒髪ストレートヘアの女性を狙った、連続殺人犯を起こしている猟奇的な人物。
稲葉 麻美:黒髪ストレートヘアの美女。富田の恋人で30歳。
富田がスマホを落としたことで事件に巻き込まれていく。
毒島 徹:神奈川県警捜査一課の警部補。
加賀谷 学:神奈川県警捜査一課の巡査部長。
富田 誠:麻美の恋人。タクシー内でスマホを落としてしまう。やや軽薄な性格の持ち主。
武井 雄哉:麻美の大学の先輩。容姿端麗で女好き
小柳 守:麻美の派遣時代の会社員。現在は富田と勤務先が同じ。
浦野 善治:セキュリティ会社員
山本 美奈代:麻美の元ルームメイト。5年前に自殺している。
加奈子:麻美の友人で、SNSに麻美を誘った。
スマホを落としただけなのにのあらすじ(簡単な話の内容)
都内在住のOL稲葉麻美は、彼氏の富田誠にスマホにて電話をかけたが、全く知らないハスキーボイスの男が電話に出たため驚いてしまう。
どうやら富田は泥酔してタクシーの中にスマホを忘れてしまったようで、次にそのタクシーに乗ったこの男がスマホを拾ったとのことだった。
男は麻美にスマホを返すのだが、実はこの男、神奈川県にて女性を狙った連続殺人を犯している人物だった。
富田のスマホ内に保存されていた麻美の姿や、電話でのやり取りをしたことで麻美に興味を持ってしまったハスキーボイスの男。
富田のスマホ内からどんどんと個人情報を抜き出し、SNSでなりすまし等を行って狡猾な罠に麻美や富田をはめていくのだった。
また、この事件を追っていた刑事の毒島徹と加賀山学は、事件の関連性を見つけながら狡猾な犯人を見つけ出すことに力を注いでいくのだが…。
ドラマ化もされていますので、小説が苦手な人はDVDを見るのもオススメ。このドラマを見ると「絶対にスマホは落とさない!」と思っちゃいますよ><
本のテーマ(主題)
・ミステリー、サスペンス
・推理小説
・犯罪、ネグレクト、サイコパス
・スマホ(携帯電話、スマートフォン)
読書感想文の書き方やコツ
・スマホを持っている場合はその危険性を、まだ持っていない場合は持つようになったらどういった点に気をつけたいかを書く
・SNSの怖さや、実際体験したことなどがあったら書く
・トラブルに遭った時どう対処したいか、周りに相談できる人はいるかなど考えながら書く
スマホは便利ですが、犯罪等に巻き込まれる可能性もありますよね。スマホの危険性について書いてみるのも良いですね。
読書感想文例文(中学生向け2000文字以内)
題名(タイトル):便利さの裏にある怖さ
中学生になって、部活や塾で帰りが遅くなることも多くなったので、両親からスマホを買ってもらいました。私のスマホは制限がついており、GPSでどこに今いるか両親にのみ分かるようになっています。だから母は「スマホを持ってもらっていた方が安心する。」とよく言っています。
でも、父は「まだ中学生には早いんじゃないか。」と最初買うのを渋っていました。そのとき私は「今どき皆持っているのだから、私だけ持っていないなんて恥ずかしい。友達だってみんな持ってるし、スマホが無いと会話についていけないこともある」と反論してしまいました。でも、この話を読んでからなぜ父が中学生には早いと言ったのか、あれほど心配していたのかが少し分かった気がしました。
物語は、主人公麻美の彼氏である富田がスマホをタクシーに落としたことから始まります。私はまだスマホを無くしたり落としたりしたことはありませんが、もしどこかに無くしてしまったらかなり焦るだろうと思います。
それだけ、スマホの中には個人情報や人に知られたくないことがたくさん詰まっているからです。友達の電話番号やメールアドレス、一緒に撮った写真や動画などスマホの中には自分以外の情報もあります。もし落としてしまったら、それらが他者に漏れることになりかねません。
だから、無くしたことに気付いたら真っ先に両親に知らせて、誰にも見られることのないようにロックをかけないといけないということを学びました。富田は、少しいい加減な所がある性格だったため、そういったことを怠ったという点も事件に巻き込まれるきっかけになったのではと思います。
でも、実際危険に巻き込まれたのは彼女である麻美です。スマホの扱いがいい加減であったばかりに、自分の大切な人を事件に巻き込んでしまったら後悔してもしきれないように思います。物語は猟奇的な殺人犯が絡んでいる事件だったので、めったにこんなことは起こらないだろうと思いつつ読んでしまいました。
でも、実際ニュースを見ていると、スマホ関連で事件に巻き込まれるというものは多いように感じました。スマホから出会って、会ってみたら所監禁されて殺されてしまうとか、殺されるまではいかなくても売春に勧誘されるとか、嘘の情報を言われていて会ってみたら年齢が全く違う人がいたとか、怖い事件は全国で起こっています。
だから、こういった事件を他人事だと思わず、自分だったらどう対処するか、巻き込まれないためにはどういったセキュリティをかければいいかなど、その都度考え家族で話し合っていく必要があると思いました。
私は、この本を読んでからもう一度両親とスマホの使い方について話しました。父も母も、心配なのはSNSの使い方や個人情報の流出であるということを言っていました。
実際に会ったことがない人は本当にその人かどうかわからないからライン等でメッセージのやりとりは控えた方がいい。ツイッターやインスタグラムで簡単なメッセージのやりとりはしてもいいけど、住所を特定できるようなことは言わない方がいいし、絶対に子供だけで会わないようにした方がいい。
この他にも、むやみにSNSに自分の顔や、家の周りの写真を投稿しない方がいいとか、制服姿で投稿すると学校がばれてしまうので気を付けた方がいいとか、自分では危険だと思わなかったことをたくさん指摘されました。
友達の中には、顔と名前をSNSにアップしていたり、制服で遊んでいる様子を投稿している子もいます。正直、そういった投稿が羨ましいなと思っていましたが、両親の心配する様子やこの話を読むことで知ったSNSの危険性について理解することができたので、私はそういうことはしないでおこうと思いました。
そして、友達にも危険性を教えてあげられたらと思います。スマホは確かに便利なものだし、使い方によっては生活をとても快適にすることができます。でも、便利さの裏にある怖さを忘れてはいけません。使い方を正しく守って、スマホやSNSが原因で起こる事件に巻き込まれないようにしていきたいです。
そして、もし困っていることや不安なことがあったら一人で抱え込まず、両親や学校の先生たちにすぐに相談していきたいと思いました。こうやってスマホに対する向き合い方について改めて考えることができたので、この本を読んで本当によかったです。
この読書感想文のように「スマホでSNSを使う時の注意点」を考えて、書いてみるのも良いですね。
*コピペ、丸写し、パクリ、無断転載は禁止ですよ~。自分で考えて書きましょうね!
スマホを落としただけなのにの読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
「スマホを落としただけなのに」はミステリー小説なので本嫌いな子供でも読みやすいと思います。
読書感想文を書く時は「スマホを使うことで生じる危険性」を考えてみると書きやすいですよ。
頑張ってくださいね!
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