バッテリー 読書感想文の書き方と例文。中学生・高校生向け

バッテリーの読書感想文の書き方と例文 中学生向け例文(原稿用紙5枚)

この記事では「バッテリー(著者:あさのあつこ)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。

また、一緒に「バッテリーの読書感想文例文(中学生・高校生向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。

読みやすので、本嫌いな子供でも読めると思います。部活をしている男子に特にオススメ!

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バッテリーの登場人物

原田巧(はらだ たくみ)

中学一年生。ポジションはピッチャー。才能もあるが、人一倍努力もする人。

プライドが高く自信過剰なので、人間関係を築くのが下手で敵も多い。

自分が信じたことはまっすぐ突き進む性格である。

豪とバッテリーを組むことによって、そんな性格が徐々に変化していく。

実はかなりの弟思い。

永倉豪(ながくら ごう)

中学一年生。ポジションはキャッチャー。

巧の才能に戸惑いながらも、彼に段々とひかれていく。

大病院の一人息子で、実は母親から野球を反対されている。

元々面倒見がよく、誰からも好かれる性格だが、巧と似たように頑固な一面もある。

原田青波(はらだ せいは)

巧の三歳下の弟。小学校四年生。

病気がちで、激しい運動ができない。

兄には幼いころから憧れているが、実は青波もピッチャーとしての才能がある。

原田真紀子(はらだ まきこ)

巧と青波の母親。36歳。

甲子園監督だった父親が「家庭よりも野球を優先する人」だったので、野球嫌いになっている。

原田広(はらだ ひろし)

巧と青波の父親。

バッテリーのあらすじ(簡単な話の内容)

中学入学前、岡山県新田市に引っ越した原田巧。

引っ越し先で巧はキャッチャーである倉豪と出会い、バッテリーを組むことになる。

 

自信家だけど天才と言えるほどの才能を持った巧。

巧みの言動に戸惑いながらも、段々と彼に魅かれていく豪。

2人は切磋琢磨しながら「バッテリー」として共に成長していく。

 

本のテーマ(主題・キーワード)

・青春、友達、友情

・スポーツ、部活、野球

・夢

 

読書感想文の書き方やコツ

中学生とスポーツというベタな設定だが、主人公2人以外の部員や家族も、人としての成長を背景と共に鮮やかな言葉で細かく描いている。

スポーツがいかに心を熱くして豊かにするか、自分の実体験も入れつつチームスポーツの特徴と魅力について書く。

実際に合ったラグビーW杯の感想や団体や組織になると、スポーツの楽しみ方が変化することも注意して書く。

 

スポーツだけではなく、部活などの経験を元に感想文を書いてもOKですよ♪

読書感想文例文(中学生向け2000文字以内)

題名(タイトル):チームスポーツの醍醐味と欠点

 

野球、サッカー、バスケットボールなど、ほとんどのスポーツはチームでやることが多い。私はこれまで、「チーム」という言葉のニュアンスや響きにあまり魅力を感じなかった。というより、「みんなと一緒に何かをする」ということが苦手だった。

だが、去年日本で開催されたラグビーW杯で使われた、「ONE TEAM(ワンチーム)」が流行語大賞にノミネートされた。日本代表の方たちが、無我夢中で一生懸命に目の前の敵に向かっていた姿をテレビ越しで見ていて、不思議と「がんばれ、がんばれ!」と身体が前のめりになり、心臓が拍動していた。チーム競技に対して、自分の中で何かが変わった。

 

私は今まで、団体スポーツやチームでやる競技には全く魅力を感じなかった。個人のペースを崩されてしまうのが怖くて、中学校を最後に部活動やサークルには所属していない。だけど、その価値観を壊す1つの出会いがあった。

中学2年の時、「ちはやふる」という競技かるたを題材にした青春スポーツ漫画で、それに感化されて実際にかるたをやってみたら、意外にハマった。読み手の音を徹底的に吟味し、「音になる前の音」を0.1秒単位の速さで聞き分ける。

競技かるたは、小倉百人一首100枚を使う。自陣と敵陣に分け、各陣に25枚ずつ3段に並べる。50枚の札の位置を15分間で頭に入れ、残り2分になると素振りをする。場にあるのは計50枚だけど、残りは空札(からふだ)と言って場にはない札で、間違って陣を触るとお手つきになる。

古来より存在する百人一首と、頭と耳をフル活用しながら1時間以上戦うスポーツの2つの要素が魅力だと、私はやりながら感じていた。狙っていた札が、会心の反応で払い取れた時の快感やスカっとした気分は、言葉では言い表せない。

ただ、競技かるたにもチーム戦がある。団体戦といって5人体制で戦う。実は私は、一度だけ高校生の競技かるた団体戦全国選手権を観戦したことがある。滋賀県の近江神宮で毎年夏に開催され、各都道府県の予選を勝ち抜いた高校だけが、「かるたの聖地」と呼ばれる近江神宮に来ることができる。

自分より年下の高校生が、血眼になって札を追っていた。青春を全部かるたに捧げている姿を目の当たりにして、私は血が沸騰するような熱さと興奮を感じた。音がなにより大切なので、読み手の歌が始まると、絶対に動いてはダメで携帯電話もオフにしないといけない。そして試合が始まると、「ファイト!!」、「ナイス!」、「ドンマイ、次取れるよー」などど、応援フレーズがあちらこちらから響く。

ここで私は気づいたのだ。チームの魅力は、1人では見れない景色があることなのだと。もし自分がミスをしても、メンバーの励ましや帳消しにしてくれる1枚がある。「自分はひとりじゃない。みんながいる!」と強い気持ちがあると、不思議と周りを信じきって、落ち着いてひとりになれて、目の前の相手を倒すことだけに集中できる。それが、競技かるた団体戦の魅力だと、私は、考えているのだ。

 

野球でも、競技かるたでも、チームとして戦うときは必ず人間同士の衝突がある。この作品でも、バッテリーの巧と豪が意見割れで衝突する場面がいくつも出てくるが、思い通りにいかずに独りよがりのプレーがあると、巧は天才であるが故に周りから孤立してしまう。

巧のようなプレイヤーは今の日本には多いほうだと思うけれど、日本では、抜きんでた1人よりも残りのメンバー全員が十分に個性を発揮できるよう、組織としてのチームプレーを重視する。だから抜きでた天才は、ピカピカの才能を組織に入ったら殺されてしまうのだ。

「楽しみたい」、「もっと上手になりたい」といった気持ちは変わらないのに、どうして協調性がないとチームから外されてしまうのか。どうして日本は、周りばかりを気にして1人の輝きを無視してしまう傾向があるのか。私にはまだわからない。ただ、これから各競技の未来を創るであろう才能ある若者たちに、できるだけ大人の価値観を押し付けずに、個性と才能を伸び伸びと育ててほしいと心から願っている。

 

こんな風に「過去にやったことがある競技・部活」について書くと書きやすいですよ。

*パクリ、丸写し、無断転載などは禁止ですよ。

バッテリーの読書感想文まとめ

いかがだったでしょうか?

バッテリーは野球ものなので、まさに野球をはじめとしたスポーツをやっている人なら感情移入がしやすく書きやすいと思います。

部活の経験などを交えて書くとオリジナルの良い感想文が書けますよ。

頑張ってくださいね。

 

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