この記事では「君たちはどう生きるか(著者:吉野源三郎)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「君たちはどう生きるかの読書感想文例文(中学生・高校生向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
200万部以上売れた大ヒット作。ぜひ子供に読ませたい作品です!
君たちはどう生きるかの登場人物
コぺル君:主人公。物事をよく考えている。コペルニクスからコぺル君とおじさんが名付けた。
おじさん:コぺル君に影響を与える人物。お母さんの弟。元編集者。
浦川くん:一家で豆腐屋さんをやっている。貧しい家庭で暮らすも優しくて強い子。コぺル君とのちに仲良くなる。
君たちはどう生きるかのあらすじ(簡単な話の内容)
1937年、昭和12年、東京。
成績優秀で生活も比較的豊かに暮らす主人公・コぺル君が、お母さんの弟である元編集者のおじさんに出会いあらゆる事について考えるようになります。
おじさんはコぺル君のためにある一冊のノートを書き、彼が立派な大人になるようにと願うが…。
おじさんがコぺル君に影響を与えるだけじゃなくてコぺル君もおじさんに影響を与えていく。
諦めかけていた“約束”を叶えるために動き出す。
物のみかた、友、貧困、いじめ、人間のむすびつき。
ニュートンやナポレオンなど歴史的な偉人についての言及も多くある。
2018年に大ヒットした作品で、大人から子供まで、そして忙しい人も時間を割いてでも読む価値がある本だと強く思う。
ちなみに「君たちはどう生きるか」は漫画化されています。いつでも子供が読めるように家の本棚に1冊置いておきたい作品です。
本のテーマ(主題・キーワード)
・戦争
・いじめ、友達、友情
・部活
・世界の仕組み
・働くということ
・貧困、富裕
読書感想文の書き方やコツ
「君たちはどう生きるか」はたくさんのテーマが盛り込まれています。
書きやすいと思うので、この本を読んで自分が感じたことを中心に書いていけばいいと思います。
この本自体が「君たちはどう生きるか」と問いかけるものになっているので、自分なりの考えを述べるとより良いでしょう。
読書感想文例文(中学生向け2000文字以内)
題名(タイトル):僕はこう生きたい
コぺル君にもおじさんにも敵わないと思った。僕はコぺル君と同じ中学生だけど、恥ずかしいけどコぺル君みたいにあんなに深く物事を考えていない。良い本だ、良いことを聞いたっていうよりまず最初は焦った。そして次にコぺル君みたいになりたいと思った。こう言ったらおじさんはどう言うのかな。笑うのかな。ってそんなことを考えてしまう。コルぺ君やおじさんの影響で、僕なりに色々な物事を考えるようになったと思う。
でも、コぺル君にだって悪いことろはある。大事な大事な友達を売ってしまったからだ。しかも二回も。怖いのは分かるけどあれはだめだと思う。勇気をふりしぼって友達を守るべきだった。心の優しい友達だったから仲直りできたけど、僕だったら許せたかどうかわからない。こういった弱くて男らしくない部分もあるけど、でもやっぱり他にいいことろをいっぱい知っているし、そういう部分に助けられてきたからみんな許したんだと思う。
浦川くんの話はすごい考えさせられたんだ。なんでかというと今の日本と昭和は違うみたいでショックを受けた。友達と大体同じ生活をしているし、クラスにすごいお金持ちはいるけど貧乏な人はいない。みんな同じだしそれが当たり前だと思っていた。
それと、僕は外で働いている人がえらくて、家の仕事を継いでいる人はちょっと楽でいいなって思ってしまっていた。お父さんがすごい会社に勤めているんだって聞くとすごい人なんだって思っていたし、そうじゃなかったら、「ふーん」くらいにしか思っていなかった。
でも、僕は間違った考えをしていたんだ。消費ばかりしていて、浦川くんみたいに生産している人のありがたみが全く分かっていなかった。浦川くんの家族がいないと僕は家で豆腐を食べれない。もし、浦川くんのような何かを生産している人がいなくなると、豆腐だけではなく家の中のほとんどのものが無くなってしまうだろう。それでは生活がなりたたない。
恥ずかしいけど気づけてよかった。これを読むと、自分が思っていることとか知っていることはほんのちっぽけなんだと思う。もっともっと勉強して今みたいなかたよった知識じゃなくてもっと世界をいっぱい知らなくてはいけないと思った。僕は勉強は好きなのでそこは頑張れる。勉強を頑張って世の中のことをたくさん知りたいと思う。
そしてそうできる環境は当たり前じゃないとこの本から習ったから、感謝して謙虚に生きたい。僕の大好きなアイドルだって、どんなに世の中からすごいって言われても、どんなにネットニュースで良い意味で話題になっても、雑誌の表紙をいっぱい飾ってもすごく謙虚で一生けん命がんばっている。かっこいい。でも応援してくれるから、必要としてくれるから、って口に出している。あんな人になりたい。
一生けん命なんだけどそれを僕らにアピールすることはない。結果で示してくる。僕らが見れるのは結果だけ。それが本当にかっこいい。コぺル君とおじさんの話を読んでこの事を思い出した。
物事をいっぱい知っている人になりたいし、でも知らない人を馬鹿にはしない。そしていつでも優しくで強くて謙虚。僕はこう生きたい。
贅沢すぎるかな。ちょっと贅沢かもしれないし、また考えは変わるかもしれないけどその時はその時でまた考えようと思う。
僕はどんな大人になるのだろう。なれるのだろう。とこの本を読む前まではそう言っていたかもしれないけど、自分の人生の決定権は自分が握っている。こういう人になるんだ、こう生きるのだ、と強く思わないといけない。コぺル君とおじさんに笑われないような生き方をしたいと思う。
人にどう思われるか気にしているわけじゃないし、そんなことしょうもないって思うけど、コぺル君とおじさんは僕に色々教えてくれたし、なにより言っていることは正しいと思うから少しでも近づきたいなって思った。僕はこれからどうするのか、自分でもわからなくてまだふわふわしているけど、これからが楽しみだ。なんだって出来る。やりたいって思ったことを好きなだけしようと心に決めた。
こんな風に「自分がどんな生き方をしたいのか」を書いてみるのも良いですね。
*コピペ、無断転載、丸写し、パクリはダメですよ。参考にする程度にしましょう!
君たちはどう生きるかの読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
「君たちはどう生きるか」は読書感想文うんぬん抜きにして、ぜひ読んで欲しい1冊です。それだけの価値があると思います。
また、読書感想文を書く時は「自分は将来どんな大人になりたいのか、どんな生き方をしたいのか」を考えると書きやすいですよ。
頑張ってくださいね。
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コメント
とても参考になりました!
ありがとうございました。