この記事では「流星の絆(著者:東野圭吾)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「流星の絆の読書感想文例文(小学生中学年~高学年向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
個人的に大好きな東野圭吾さんの作品。読書感想文向き…とはいえませんが(笑)、ストーリーが面白いので本嫌いな人にもオススメです。
流星の絆の登場人物
有明功一
三兄弟の長男。頭が切れる。冷静沈着。
有明泰輔
次男。あまり頭はよくない。交友関係も派手。
有明静奈
三兄弟の末っ子。美人。
事件の起こった日の夜中に起きてしまい、流星群を一緒に連れて行ってほしいと駄々をこねて兄二人と一緒に行くことに。このおかげで殺されずにすむことになる。
戸神成行
とがみ亭の御曹司。
とがみ亭のハヤシライスが父のものに似ているため疑ってさぐりを入れる。
柏原
兄弟の事件を担当する刑事。
泰輔と飲みに行くようになるなど三兄弟を何かと気にかけてくれている。
流星の絆のあらすじ(簡単な話の内容)
父、母が洋食店「アリアケ」で働き、三兄弟はとても仲良く暮らしていた。
しかし夜中に内緒で抜け出して流星群を見に行って帰ってくると、父と母が何者かに殺されていた。
途方に暮れる三人だが、両親が殺された時間に裏口から逃げて行った人物がいることがずっとひっかかっていた。
それから、この三兄弟の逆襲が始まる。
三人で力を合わせて詐欺を働いたり…計画犯、実行犯、美人局など役割に分かれて両親が殺された犯人をさぐるために詐欺を繰り返していく。
そんな時、父しか知らないはず、父のオリジナルのレシピのハヤシライス(それがアリアケの看板メニューでした)と同じ味のハヤシライスの味がする洋食店を見つける…!
流星の絆はドラマ化しています。二宮の演技力がスゴイんですよね~。小説が苦手ならこちらから先に見るのもオススメですよ。
本のテーマ(主題・キーワード)
・サスペンス
・兄弟の絆
・恋愛
読書感想文の書き方やコツ
全体的に重い・暗いので文章をどういう風に持っていくのかが考え所。
ただ重いのはこの本のテイストでもあるのでそこを生かすのも良し、自分なりに明るくするのもよし、ともあれ工夫をこらすのがいいかと思います。
ミステリーなので臨場感を表すのもいいかもしれません。
また、この物語は「兄弟の絆」を描いた作品でもあります。
兄弟姉妹とのエピソードを取り入れると先生からも高評価を受けやすいですよ。
読書感想文例文(高学年向け1200文字以内)
題名(タイトル):流星の絆を読んで
僕が両親を殺されたらどう思うのかな、仕返しはするのだろうか、三人みたいに詐欺を働くのかな、などこの本を読んでたくさん考えました。そんなことをしたら両親が喜ばないとか言うのかもしれないけど、僕は仕返しをするかもしれない。どうしてか知りたいし、僕の人生は僕のものだ。どうしようと僕が決める。
自分たちが夜中に星を見ようと抜け出したら大事な大事な、そしていて普通だったらいるのが当たり前な両親が殺された。どうしてこんなことになったんだろう。おれたちが家を抜け出さなかったら…と三兄弟はたくさん考えて悩むことに。それから生きていくために詐欺をすることになります。
詐欺をすることはいけないことだ。ふくしゅうは良くない。と言ってしまえばそれまでだけど、人間の心ってものはきっとそうじゃないと思う。僕はまだ小学生だしガキんちょだけど、良いこと、悪いことだけで物事は片付かないって兄が言っていました。
この本はすっごく長くて本の全体が暗いです。詐欺をしたり、犯人について考えたり、星を見に行ったことを後悔していたり。「アリアケ」でお父さんが作るハヤシライスが本当に好きだった三人は、食べただけで同じハヤシライスを出している店を見つけ、この御曹司に近づきます。
美人な静奈が御曹司に近づき罠をしかけようとしますが、静奈が好きになってしまったり…そうそう簡単にはいきません。僕はただただ、犯人を見つけて焼くなり煮るなりしてほしい。ずっとこぶしを握って読んでいました。
ドラマでよく、警察は何もしてくれない。とか言っていたのにここでは警察が協力してくれていたり気にかけてくれて、三兄弟はうれしいんじゃないのかなぁ。よかったよかった。とそこだけは安心していたのに…。
全部読み終わると裏切られた気分になりました。汚いおとな。憎いし、三兄弟のことを思うとめちゃくちゃ悔しい。どうしてなんだろう。本当にどうして。しかも自分の自分の命を絶つなんてじゃあもっとはやくしておけばいいのに。こんな事を言ったらきっと怒られるけど、そんなのずるいよ。って思いました。
ずっと優しくしてくれていたのは安心させるためだったんだ。自分に犯行の疑いがむかないためにやっていたんだと思うと許せない。せめて刑務所に入って罪を償ってほしかったなぁ。全然すっきりしないラストだったけど、これから三人が自分らしく生きていけることを祈っています。三人に純粋に手を差し延ばす大人がいますように。そして僕が大人になったらそういう事をさらっと出来る大人になりたいです。
ただの感想文になってしまっているのが残念です。本を読んで学んだことや自分の体験を入れられるとさらに良いでしょう。
*コピペ、無断転載、パクリ、丸写しはNGですよ。頑張って自分で書きましょう!
流星の絆の読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
流星の絆は「兄弟の絆」が1つのテーマでもあります。
兄弟で遊んだエピソードなどがあれば、取り入れてもいいですね。
頑張ってみてくださいね。
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