ここでは童話「かみなが姫(著者:不明)の簡単なアラスジや教訓」を紹介しています。
また、「かみなが姫の読書感想文の例文(小学生低学年向け)」も一緒にまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
日本昔話って「理不尽な内容の話」もありますよね。髪長姫もある意味「理不尽な話」だったりします><
かみなが姫の登場人物
かみなが姫:あかちゃんの頃髪の毛が全くはえてこなくて両親がなやんでいた。あることをきっかけにはえてくることに。
おかあさん:漁業をしていた。亡くなってしまう。
おとうさん:おかあさんとともに漁業をしていた。海で亡くなってしまう。
簡単なあらすじ(要約・概要)
漁業をしていた両親は、赤ん坊の髪の毛がはえないことを心配していました。
ちょうどその頃、漁もあまり取れなくなってしまっていて、海のほうに光を見つけた両親は気になって潜ってみます。
しかしそれは観音様で、持ち去ろうとした両親は亡くなってしまいました。
残された娘は、観音様が両親の頼みである髪を生やしてあげると言った夢を見た翌朝、なんと綺麗な黒い髪が生えていました。
その後帝に見初められ、幸せに暮らしました。
髪長姫は平安時代の話。そして平安時代の美人の条件の1つは「髪が黒くて太くて長いこと」でした。当時の価値観がわかる話ですよね。
詳しいあらすじ(物語の内容)
自分の娘に髪の毛がはえてこない両親は不安でした。
「娘は大丈夫かな」と心配している頃、ちょうど漁も取れないようになり、漁師をしていた2人は困り果ててしまいました。
そんなとき、海の方に光が見えるようになります。
光が気になった2人は、その光の正体を突き止めるべく海へ潜って確かめることにします。
するとなんと観音様がいるではありませんか。
観音様を取ろうとした母親はうつぼに襲われ、そして母を助けようとした父親は死んでしまいます。
母親はなんとか観音様を抱えて浜辺に戻るも、そこで息絶えてしまいました。
村人は観音様を祀り、娘は親切な人に引き取られました。
ある夜、娘が寝ていると観音様が枕元に現れます。
そして「両親の願いを叶えてやる」というのです。翌朝、起きると綺麗な黒髪が生えていました。
美しい黒髪とともに娘は美しく成長していきます。
すると、「髪の綺麗な女性がいる」と噂になって、ついに帝のことろにまでその噂が耳にとどきます。
帝は噂の髪が長い娘を探し出し、求婚。
娘は帝の元で子どもをたくさん産み、いつまでも幸せに暮らしました。
教訓・伝えたいこと
「夢枕」と言われるものが昔の言い伝えであります。
「夢枕」は、使い方としては「夢枕に立っている」というような表現をされますが、観音様や神様が夢に出てきて枕元でなにかを告げることからそう言われています。
最近でいうと、亡くなった人や亡くなる直前の人が離れているにも関わらず声が聞こえるなどと言われていることに近いでしょうか。
逸話では、夢枕で「何が起きても絶対に従うべき」と指示されることもあり、それに従うと願いが叶うと言われています。
神様を信じてその通りにすれば、物事が良い方向に進むのでしょう。
また、この話は「両親の願いで娘が幸せになる」という話でもあります。
なので・・・
- 神様を信じることの大切さ
- 両親の愛情の深さ、家族の大切さ
などが教訓になります。
読書感想文(小学生低学年向け800文字以内)
題名(タイトル):神様はいない
ぼくは、神様はいないと思う。いたらもっと良い事が起こるのにって思います。神様なんて絶対に信じない。そう思っていたから「かみなが姫」を読んでびっくりしました。
ぼくのおじいちゃんの部屋には本がいっぱいあります。文字が小さすぎて読めないものから、英語で書いてあってなんにもわからない本、ぼくが読めそうな絵本まで。いっぱいあるからその場所に行くと楽しくてぼくはついついずっとそこにいてしまいます。
むかしばなしは、家にもたくさん絵本があるからほとんど読んだことのあるものばっかりだったのに、ひとつだけ知らないものがありました。それがこの「かみなが姫」です。
観音様が何か知らなかったので、おばあちゃんとおじいちゃんに聞きました。すると、「簡単に言うと神様だよ」って返事が返ってきました。
正直、神様かぁって思いました。だって神様がお母さんとお父さんを連れて行ってしまうなんて残酷です。この子のお母さんとお父さんの思いは書いてなかったけど絶対さみしいはず。
夢枕で願いを叶えてくれるなら、髪の毛より二人を返してほしいとぼくなら思います。髪の毛が増えたことはうれしいけどそのことのほうが大事なのかなぁ。天皇のお嫁さんって確かにすごいけど、髪の毛と両親って比べものにならないと思うけどなぁ。
ぼくはむかしの時代に生まれたらやっていけないかもしれません。このおはなしを読んで神様っているのかなってちょっとは思ったけど、やっぱりいないと思います。いるっていうなら、お母さんとお父さんを返してから言ってほしいです。
こんな風に「本に対して否定的な意見」もありです。これに「両親とのエピソード」が加わるとさらに良いですね。
*コピペ、丸写し、無断転載、パクリはNGですよ。
髪長姫の読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
髪長姫の物語では両親が亡くなってしまいますよね。
そのことを受けて「家族の大切さ」を書いてみるのも良いですね。
頑張ってくださいね。
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