坊っちゃん 読書感想文の例文~小学生高学年向け~

坊っちゃんの小学生向け読書感想文例文 小学校中高学年向けの本(原稿用紙3枚分)

この記事では「坊っちゃん(著者:夏目漱石)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。

また、一緒に「坊っちゃんの読書感想文例文(小学生高学年向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。

 

夏目漱石の代表作「坊っちゃん」。何年経っても愛される名作ですよ。

 

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坊っちゃんの登場人物

「坊ちゃん」この物語の主人公。本名は出てきません。下女の「清」がそう呼んでいる。 いたずらっ子で、喧嘩っ早いので両親から冷たい扱いを受けている。

「清」坊ちゃんの家の下女。家族から疎まれている坊ちゃんを気の毒に思い、可愛がっている。坊ちゃんが教師をやめて東京へ戻った後、また坊ちゃんと暮らすが肺炎で亡くなる。

 

「山嵐」数学の主任教師。正義感強く、生徒に人望がある。

「赤シャツ」教頭。皆の前では物腰柔らかい口調だけれど、陰湿な性格をしている。

「野だいこ」美術の教師。赤シャツの腰巾着で、赤シャツと様々な悪だくみをしている。

「うらなり」苗字は古賀。消極的な性格で青白い肌だけど、ふくれた容姿の持ち主。マドンナの元婚約者。

「マドンナ」うらなりの元婚約者。名前は遠山。赤シャツと交際している。

「生徒達」坊ちゃんの学校の教え子。新米教師の坊ちゃんを馬鹿にしている。

 

坊っちゃんのあらすじ(簡単な話の内容)

「親譲りの無鉄砲」のせいで子供の頃から損ばかりしている主人公、坊っちゃんは、家族から疎まれる少年期を過ごしました。

ですが、下女の「清」だけは、坊ちゃんの事を気に入っていて、可愛がってくれていました。

 

父親が亡くなり、兄から渡された600円を学費に東京の学校に入学、卒業後に母校の校長に誘われ四国の旧姓中学校へ数学の先生として勤める事に。

その学校では、教頭の「赤シャツ」や、数学主任の「山嵐」、英語教師の「古賀」などに出会う。

休みの日におそばやさんへ入って、天麩羅を4杯、団子を2皿食べたとこや、温泉で泳いでいたことを生徒に馬鹿にされ、ついには初めての宿直の夜、寄宿生徒達から酷い嫌がらせを受けた坊ちゃんは、そいつらの処分を訴えるが「赤シャツ」など大勢の教師は事なかれ主義から、教師全体の責任として坊ちゃんに責任をなすりつけようとした。

 

その時に、筋を通った処分を主張したのが数学主任の「山嵐」だった。

結局生徒達は、坊ちゃんへの謝罪と厳罰を受けることになったのだが、宿直当日に坊ちゃんも温泉街へ無断で外出した為、外食店への出入り禁止を言い渡されてしまう。

 

やがて坊っちゃんは、「赤シャツ」が「うらなり」の婚約者「マドンナ」へちょっかいを出していることをしり怒る。

このことで坊っちゃんと「山嵐」は、仲が悪かったのを水に流し意気投合し、彼らを懲らしめるための策を練る。

しかし、「赤シャツ」の陰謀によって山嵐が仕事を転勤することになってしまう。

赤シャツの悪い所を取り押さえる為監視を始め、ついに芸者遊び帰りの「赤シャツ」と「腰巾着の野だいこ」を取り押さえるのだが…

 

本のテーマ(主題・キーワード)

・友情、友達、青春

・いじめ

・正義

読書感想文の書き方やコツ

夏目漱石の作品は難しい言葉が多いし、何より物語が長いです。

この「坊ちゃん」では、坊ちゃんの人生を語っていますが注目するポイントは坊ちゃんの周りにいる”人間模様”です。

坊ちゃんの性格や行動には、とてもインパクトが強いですが、その周囲に居る人間達もなかなか凄いと思います。

 

善悪で決めると、「坊ちゃん」と「山嵐」が正義で、「赤シャツ」と「野だいこ」が悪という感じで受け止める人が多いと思いますが、果たしてそうなのでしょうか。

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読書感想文例文(小学生向け1200文字以内)

題名(タイトル):面白い人間模様

 

坊ちゃんは最初から最後まで曲がったことが嫌いで、さっぱりしない、はっきりしない人に対しても攻撃的で批判的な考え方や性格をしています。 正しい事が正しいのだという認識をしているので、赤シャツ達のように筋が通らない事をしている人には、赤シャツと野だいこを山嵐と2人で袋叩きのように懲らしめるという、少し暴力的なところなどがあります。

坊ちゃんの幼少期にたくさん登場する清という下女は、坊ちゃんの事を一番に可愛がっていて、読み始めは不思議な人だなぁ…とずっと思っていました。 坊ちゃんにとって清は、母親の代わりのような存在です。おそらく坊ちゃんは暴走するのを、少しでも和らげていたのが清ではないかと思います。もし、清が母親的な存在でなく、坊ちゃんに対してあまり良い人ではなかったら、誰も味方が居ないことになります。

 

ちなみにですが、坊ちゃんは一人称がオレなのですが清がオレに対し坊ちゃんと呼んでいることから、この物語は「坊ちゃん」という名前が多く出てきます。名前はきちんとありますが、最後の最後まで明かされないので、気になりますね。どんな名前なのか全く想像がつきません。

坊ちゃんは学校を卒業して少しした後、東京からはるばる四国の学校へ数学教師として就任しました。そこで出会った教師たちひとりひとりにあだ名を付けて清に手紙を送りました。この教師たちのあだ名がなんとも適当で、おもわずクスッと笑ってしまいました。赤シャツをずっと着ている教頭は赤シャツだし、その太鼓持ちをする美術教師を野だいこと名付けています。正直言って、これらのあだ名はダサいですよね…。

坊ちゃんがてんぷらを食べたことや、温泉で泳いでいたことを生徒達がネタにして坊ちゃんの事を冷やかします。宿直の夜には、寝ている所にイナゴを入れられ坊ちゃんはついに怒り、生徒達の処罰を教員たちに訴えます。

しかし、教員の大勢がこの事件については坊ちゃんにも責任はあるなどと、うやむやにしようとしていました。そんな中で、唯一山嵐という数学教師が筋を通すという意見を主張しました。ここで坊ちゃんの中で山嵐に対して心を交わします。

ここまでで、私は坊ちゃんの事を単純で純粋な人なんだなと感じました。たって一言意見が一致しただけなのに、もう仲間意識が芽生える所とか、自分の意見と合わない人の事を少し馬鹿にしてしまう所などが、悪気が無いですし、子どもみたいだなと思います。

物語の最後には、良くも悪くも山嵐と2人で赤シャツ達をやっつけます。そして、その日の足で東京へと向かい、清と暮らします。良いのか分かりませんが、坊ちゃんが清と暮らした事が私にとってとても嬉しく思える最後でした。

あらすじ部分が多すぎますね。もう少し自分の経験などを入れて感想文を書くと良いでしょう。

*パクリ、丸写し、無断転載、コピペはダメですよ。自分で考えて書きましょう。

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坊っちゃんの読書感想文まとめ

いかがだったでしょうか?

「坊っちゃん」は少し読みにくく感じるかもですが、「友情や正義」、そして「理想の自分のありかた」といったテーマが本質です。

「友達とのエピソード」や「自分が考える理想の人物像」などがあれば、そういったことで感想文を書いてみてもいいですね。

頑張ってくださいね。

 

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小学校中高学年向けの本(原稿用紙3枚分)
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