ここでは童話「ブレーメンの音楽隊(著者:グリム兄弟)の簡単なアラスジや教訓」を紹介しています。
また、「ブレーメンの音楽隊の読書感想文の例文(小学生低学年向け)」も一緒にまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
有名なグリム童話の中から今回は「ブレーメンの音楽隊」を紹介です!
ブレーメンの音楽隊の登場人物
ロバ:主人公。年を取ってしまい働けなくなる。新しい生活のためにブレーメンに行く。
イヌ:ロバと同じような境遇。偶然ロバと出会い、仲間になることに。
ネコ:ネコも歳を取ってしまい飼い主からぞんざいに扱われることに。一緒に仲間になる。
オンドリ:食べられてしまいそうで必死に声を出していることろに出あう。このオンドリも仲間になる。
簡単なあらすじ(要約・概要)
主人公のロバは歳を取ったことで飼い主からひどい扱いをされていました。
このままではもうだめだと思ったロバは逃げ出すことに。
ブレーメンにある音楽隊に入ろうと決心し家を抜け出します。
すると、その道の途中で出会ったのは同じような境遇のイヌ、ネコ、オンドリ。
一緒にブレーメンを目指しますが、途中一休みしようと思った家で泥棒に合い4人で力を合わせ退治!
それからはその家で仲良く暮らしました。
詳しいあらすじ(物語の内容)
ロバは歳を取ったことで主人から虐待を受けていました。
こんな生活はもういやだと思い、意を決して逃げ出します。
ブレーメンの音楽隊に入ろうとブレーメンまで歩いていると、年老いた猟犬に出会いました。
この猟犬も「歳を取って役に立たないから殺してしまえ。」と主人から言われているのを聞いて逃げたしてきたとのこと。
それを知ったロバは一緒にブレーメンの音楽隊にいかないかと誘います。
仲間になったイヌと一緒に歩いていると、今度は歳を取ったネコが現れます。
このネコも「役に立たないから水にうめてしまえ。」とひどい事を言われて逃げ出してきたとのこと。
ネコもロバたちの仲間になり、一緒にブレーメンへ行くことに。
すると次は「明日には殺されてしまう」というオンドリに会いました。
例によってこのオンドリもロバたちの仲間になり、一緒にブレーメンにむかいます。
ロバ、イヌ、ネコ、オンドリと4人で一緒に歩いていると夜になってしまったので森に行くことに。
森の中に入っていくと明かりのついた家を見つけます。
しかしそれはどろぼうの家だったのです。
どろぼう達は盗んだ物を食べて騒いでいる様子。
そこで動物たちは窓のそばで「ロバの上に犬が乗り、その上にネコ、その上にオンドリ」というスタイルでみんなで一斉に鳴き声をあげた。
すると窓の影と鳴き声を聞いたどろぼうは「化け物」と思って逃げていってしまった。
力を合わせてどろぼうを退散させた4匹は、そのままその家にとどまることにしました。
それから再びどろぼうがやってきましたが4人にはかないません。
ロバは蹴り飛ばし、犬は噛みつき、猫は引っかき、ニワトリは突っつく。
どろうぼう達は家を取り戻すのを諦めました。
4人はこの家が気に入ったのでいつまでも仲良くそこで暮らしましたとさ。
教訓・伝えたいこと
歳を取ったということはそれだけ知識がたくさんあるということ。
どろぼうを追い出した4人の技は大したものでした。
「時代に遅れてる、そんなことも知らないの?」というより、彼らの知識をきっちり受け継ぎのも大事だと思います。
そして、結局この4人はブレーメンには行かずあの家で暮らします。
最初決めたことを曲げるのは悪いことのように言われますが、そうじゃないと思います。
一度やってみて、方向性を決める。こういった柔軟な考えを持つことが大切です。
つまり・・・
- 年寄りは知恵がある
- 物事は臨機応変に。時には路線変更もあり!
というのが教訓になります。
読書感想文(小学生低学年向け800文字以内)
題名(タイトル):ブレーメンの音楽隊を読んで
「ブレーメンの音楽隊」っていうから、音楽の話なのかなぁって思っていました。わたしは、ピアノとフルートをやっているので音楽がとても好きです。ピアノは一人だけど、吹奏楽でするフルートはみんなで作り上げるのもので、また違った楽しみ方があります。
そんなことが書かれる楽しい話だと思って本を開けたからびっくりしました。楽しい話では全くないし、むしろひくくらい虐待されている動物の話でした。きっと幼稚園とか、もっと小さいころに読んでいるとトラウマになります。小学生の今だからこそ読んでよかったです。わたしがもし小さい子にこの話をする時があったら、やさしめに話そうとおもいます。
主人公のロバが逃げ出したから、イヌやネコやオンドリは助かることができました。ロバによくやった!と言ってあげたいです。ロバも辛かったと思います。きっと小さい時は可愛い可愛いって飼い主に可愛がられていたのに歳を取ったらあんな扱いをされて、それでもあきらめなかったロバはえらい!
イヌもネコもオンドリも殺してしまえって言われるなんて悲しすぎます。愛情を注いであげることはできなかったのかな、動物から癒されたり、愛をたくさんもらっていたはずなのにその恩を忘れるなんて飼い主失格です。
逃げ出すことになってしまったけど、こんなひどい飼い主たちから逃げることができたのなら、そうした方がよかったと思います。よかったけど、最後まで特に音楽が出てこなかったのでそれは残念でした。4人には、ずっと幸せでいてほしいです。そしてできれば音楽の楽しさも知ってほしいです。
この読書感想文のように「音楽関係」や「動物関係」に触れて書いてみるのも良いですね。ただし、この例文は「ただの感想文」になっているので、もう少し本を読んで学んだことなどを取り入れましょう(笑)
*コピペ、無断転載、パクリ、丸写しなどはダメですよ。
ブレーメンの音楽隊の読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
ブレーメンの音楽隊は「年老いた動物が活躍する話」でもあります。
おじいちゃん、おばあちゃんとのエピソードを交えつつ「これからも年配者のアドバイスを聞いていこうと思う」的な方向で持っていくのも1つの手です。
その他、動物・ペット関係で「動物を大切にしたいです」という風に締めてもいいですね。
頑張ってくださいね。
コメント