この記事では「100万回生きた猫(著者:佐野洋子)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「100万回生きた猫の読書感想文例文(小学校高学年向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
大人に読んでほしい絵本。短いストーリーなのに、考えさせられることがたくさん詰まっているんですよ♪
100万回生きた猫の登場人物
猫
主人公。百万回死んで、百万回生きている。
愛を知らない孤独さも持つ。
白猫
主人公の猫が初めて恋に落ちた相手。気取らず媚びを売らない。
主人公の猫の子供をたくさん産み幸せに暮らすが、やがて老いていき死んでしまう。
100万回生きた猫のあらすじ(簡単な話の内容)
百万回死んで、百万回生き返る猫のお話。
この猫は、ある時は王様の猫、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、野良猫…飼い主に可愛がられたとしてもどこか嬉しくなさそう。
死ぬことに対して怖がってもいません。
むしろ何回も生き返っていることを他の猫に自慢するほど…。
そんないつも孤独な猫が白い美しい猫に出会い、変わっていく。
百万回生きて初めて愛を知り、そこで芽生える死への恐怖。
しかししばらくして白い猫が死んでしまいます。
百万回生きた猫はわんわん泣き叫びます。
はたして再び孤独になってしまうのか、また再び生き返るのか…涙なしでは見られない感動作。
子供でも大人でも楽しめる、そしてなにより知らない人はいない超有名な絵本。
本のテーマ(主題・キーワード)
・輪廻転生
・生と死
・恋愛
読書感想文の書き方やコツ
絵本なので全体的に書きにくい。
なぜなら、文章量が圧倒的に少ないから。
なのであらすじで文字数を稼ごうとするのではなく、自らの経験を引き合いに物語と絡めて感想文を書くと良い。
誰もが知っている有名作品なので気をつけて書くこと。
読書感想文例文(小学校高学年向け1200文字以内)
題名(タイトル):死なない猫が死んだ理由
私はこの絵本を初めて読んだのは幼稚園の時でした。幼稚園の時にお母さんと一緒に読んだのが一番最初で、なんかよくわからなかったのが正直な感想です。「ママ、これどういう意味?」と聞いたけど「そのうちわかるよ」としか言ってくれませんでした。
それからこの絵本が忘れられなくて何回か読みました。どうして猫は百万回も生きれたんだろう?白い猫が死んでどうしてこの猫も死んじゃったんだろう?と思っていたけど、もう6年生なのであの時よりはわかっているつもりです。
来年中学生なので、この猫が白い可愛い猫を好きになって、好きっていう感情を知ってしまったから死ぬことがすごくこわくなったんだと思います。私にも好きな人はいます。今までなんとも思っていない友達だった時は普通に話せたのに、好きかも知れないと気付いた時からすごく怖い。嫌われないかな?とか嫌われたら嫌だな、と思うとなかなか普段通りにはできません。
この猫と私は違うかもしれないけど気持ちはすごくわかります。この猫は王様にも船乗りにもおばあさんにも、みんなに好かれていたけど愛を感じ取ることが出来なかったんだなぁ。どうしてそうだったのかはわからないけど、何回も生き返っていたのは白い猫に出会うためだったんじゃないかな。運命の赤い糸があるっていうけどこの猫と白い猫にはこの糸で結ばれていたのだと思います。
愛を知って亡くなるのは不謹慎かもしれないけど感動しました。そして佐野洋子さんが亡くなっていたのを最近知りました。びっくりして悲しくなりました。すごく好きだったので悲しくなったけど、この絵本をずっと忘れないでおこうねとお母さんに言われ、そうしよう、絶対忘れないでおろうと決めました。
誰かが亡くなるって感覚はよくわからないし亡くなった後どこに行くんだろうとも思います。でも、あの猫みたいに幸せに亡くなったらいいな。白い猫が亡くなってわんわん泣いていたけど、亡くなるってことに全然何も感じていなかったのに自分の愛する猫が亡くなったらあんなに泣くしあんなに変わるんだ、とも思いました。
一番初めに読んだ時自分に寄ってくる猫に無理なお題を出したり、自慢をいっぱいしたりしてちょっと嫌なやつなのかなとも思ったのでこんなに変われるのもすごいなって思いました。なにより愛をきっかけに孤独じゃなくなるのも素敵です。中学生になってちょっと嫌なやつだなと思う人に会っても出来るだけ優しくしたいなと思います。
こんな風に「読んで思ったこと」を素直に書くのもオススメですよ。
*コピペ、無断転載、パクリ、丸写しなどは禁止ですよ。自分で頑張って考えましょうね。
100万回生きた猫の読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
100万回生きた猫は「生と死」が1つのテーマですよね。
もし、祖父母や親戚等が亡くなった経験があるなら、その時の体験談を書いてみるのもオススメですよ。
頑張ってくださいね。
↓中学生向けの感想文はこちら↓
コメント