この記事では「ちょっと今から仕事辞めてくる(著者:北川恵海)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「ちょっと今から仕事辞めてくるの読書感想文例文(中学生・高校生向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
個人的には中学生より仕事の環境で悩む大人に読んで欲しい!ママ&パパ、ぜひ読んでみてください!文章も読みやすくあっという間に読んでしまえますよ。
ちょっと今から仕事辞めてくるの登場人物
青山隆:物語の主人公。
何となく会社を決めて入社したものの、そこはブラック企業で毎日辛い思いをしている。
自殺を考えてしまうほど追い詰められている。
ヤマモト:隆が線路に飛び込もうとしたところを助けた人物。
隆の小学校時代の同級生だと言い張る。
五十嵐先輩:隆の会社の先輩で、フォローをよくしてくれる。
部長:パワハラ・モラハラが酷く会社の雰囲気を悪くしている張本人。隆には特にきつく当たる。
ちょっと今から仕事辞めてくるのあらすじ(簡単な話の内容)
ブラック企業で毎日上司に酷い罵倒を受けながら働く主人公隆は、ある日辛さのあまり無意識に線路に飛び込もうとしてしまう。
そんなとき、手を引いて助けてくれたヤマモトという男。
彼は自分のことを、隆の同級生だと言い、最初はなかなか思い出せなかった隆も次第にヤマモトに心を開いていくようになる。
そして、ヤマモトと飲みに行く中次第に心に元気を取り戻していくのを実感する隆であった。
だが、他の友達に調べてもらったところヤマモトという同級生は現在海外滞在中で日本にはいないということが発覚。
ヤマモトは、赤の他人に成りすまして自分に近づいたということが分かり、不審に思うようになった隆はネットにて彼の名前を検索してみた。
すると、3年前に過労で自殺した男性の名前と一致し、隆は驚くのであった。
「ちょっと今から仕事辞めてくる」は映画化もされています。仕事で悩んだ経験がある人は涙必須です!小説が苦手な人は映画から入るのもオススメですよ。
本のテーマ(主題)
・友情、友達
・ブラック企業、仕事、パワハラ、モラハラ
・自殺
・家族の大切さ
・生きるということ
読書感想文の書き方やコツ
・辛い毎日から抜け出せない隆の苦しみと、自身が今まで体験した苦しいのに逃げ出せなかったことを照らし合わせて書く
・隆とヤマモトの友情に触れ、誰かに相談することの大切さについて書く
・どんなに辛い状況でも、自殺を選択しまうと周りをどれだけ不幸にするかについて書く
物語の仕事を「学校」や「部活」に置き換えると書きやすいですよ♪
読書感想文例文(中学生向け2000文字以内)
題名(タイトル):自分で選んだ道を生きる
この本を最初見たとき、面白いタイトルだなと思って手に取りました。軽い感じで会社を辞めてくると言っているように思えて、どういった人物が主人公なのだろうと興味を持ったのです。でも、読み進めていくうちにブラック企業で働く主人公隆の苦痛や、周りの雰囲気の悪さを知り、どれだけ辛い毎日を送っているのだろうかと思うと胸が痛くなりました。
ニュースでも、パワハラや長時間労働の結果自殺してしまったということをたまに耳にします。そういうときに、亡くなった息子や娘の親が出てくるときがあるのですが、自分より先に子どもが死んでしまうなんてどれだけ苦しい思いをしていることだろうと思うのです。そして、会社のことを許せない気持ちや、気付いてあげられなかった自身の後悔で胸が張り裂けそうになっているだろうと思います。
自殺は周りの人を深い苦しみに落としてしまうことになります。でも、それが分からなくなるほどブラック企業で働くということは人の選択肢を狂わせるものなのだと感じました。
物語の中でも、隆は最初ほぼ無意識に線路に飛び込もうとしていました。私はこのシーンを読んだとき、背筋が凍り付いたのを覚えています。もしヤマモトが声をかけなかったら、隆はきっと電車に飛び込んでいただろうと思うからです。そうなると、隆の人生はもちろん、両親や友達の人生まで狂ってしまいます。
だから、ヤマモトの一言は彼の人生そのものを救ったのだと感じました。こうやって、誰かに声をかけることでその人の人生を救うことができるのかもしれないと思うと、これから私も元気のなさそうな友達に気遣いの言葉をかけたいと思いました。
それまでは「今話しかけると良くないかな。」とか「うざったいと思われたらいやだな。」とか、少し距離を置くようにしていたこともあったのですが、自分の一言で誰かを救えるかもしれないと分かった今、そんな距離の置き方は必要ないのかもしれないと感じるようになったのです。
それどころか、声をかけずに放置してしまうリスクの方が大きいような気がしてきました。もし友達が元気がないように見えるのが、私の気のせいだったのならそれでいいんだと思います。
問題なのは、元気がなくて八方塞がりなのに誰からも声をかけてもらえず殻に閉じこもってしまうということです。誰かに助けてと言いたくても、言えないほど弱っていることだってあるかもしれません。
私も小学校の時に一時的にですが同級生からいじめられた経験があるのでよくわかります。あの時は両親はもちろん友達にも先生にも誰にも相談することができずに本当に苦しかったです。正直、自殺を考えたこともありました。もしあの時、隆のように声をかけてくれる誰かがいたらあそこまで辛い思いをせずにすんだかもしれません。
この本では誰かから気にかけてもらえるということは力があり、ほんの一言で相手を救えるかもしれないということも学ぶことができました。
隆は無事会社を辞めることができたので、本当に良かったと思います。上司に「お前のようなやつはどこへ行ったってだめだ。」と言われていましたが、私は全くそうは思いません。
自分の道を自分で選べる隆は、きっとこれから先トラブルや辛いことに遭遇しても、自分の頭で考えて行動することができるようになっていると思うからです。人に流され周りの空気を読んで生活していくことは確かに楽かもしれませんが、それでは生きる活力を失ってしまいます。
自分の人生って何なのだろうと思うようになって、無意識に線路に飛び込むような事態に陥ってしまうかもしれないのです。だから私はこれからも、自分の選択肢は自分で責任を持って決めるということを心掛けていきたいと思いました。そういった感覚こそが、周りに流されどうしていいか分からなくなる状況を防ぐ手助けになると思うのです。
中学校を卒業して、進学し、その後私も就職することになるでしょう。その時も、自分の道を自分で選ぶということを大切にしていきたいです。誰かに選んでもらったり、周りに合わせて流されたりするようなことがないように、意志をしっかり持ち続けたいと思います。
そして、周りとの関わりに感謝して、一言で相手の人生を変えることができるかもしれないという可能性も大事にしていきたいと思いました。
この感想文のように「ニュース」の話題から書き始めると書きやすいかもですね。
*コピペ、丸写し、パクリ、無断転載はダメですよ。自分で考えて書きましょうね!
ちょっと今から仕事辞めてくるの読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
「ちょっと今から仕事辞めてくる」は理不尽な内容をひっくり返す爽快感があります。
学校や部活など理不尽な想いをしたことがあるなら、そういった経験を題材にすると書きやすいですよ。
その他、自分を想ってくれる大切な人の存在についてかくのもオススメ。
頑張ってくださいね。
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