「読書感想文って何を書けばいいの?」
「どんな構成で書けばいいの?」
「何を書いていいのかわからない」
夏休みの宿題である読書感想文ですが、そんな風に悩んでしまいますよね。
特に小学生低学年だと「本を読んでも感想が思いつかない」ということもあるのではないでしょうか?
でも、安心してください。
たとえ本の感想が出てこない子供でも「テンプレート」を使うと簡単に書けてしまうものなのです。
ここでは「簡単に読書感想文が書けるテンプレート」を紹介します。
「無料(フリー)のフォーマット」も一緒に添付していますので、必要な人はそちらをダウンロードして使ってくださいね。
読書感想文のテンプレート~4部構成で考えると簡単~
読書感想文は以下の4部構成で書くと楽です。
- 書き出し
- あらすじ
- 感想
- まとめ
この通りに自分が感じたことを盛り込んでいくと、簡単に書くことができますよ。
ちなみにこの「書き出し、あらすじ、感想、まとめ」は以下のような言葉でも言い表すことができます。
- 書き出し…オープニング、起、始め、序論、導入
- あらすじ…メイン1、承、本題1、中1
- 感想…メイン2、転、本題1、中2
- まとめ…エンディング、結、終わり、結論、締めくくり
それでは、今からそれぞれどんな内容を書いていけばいいのか、お手本として簡単な例文付きで紹介していきますね!
書き出しでは「本を選んだ理由」を書く
読書感想文の始めは「本を選んだ理由」を書くと良いですね。
「本を選んだ理由なんてないよ」
とか思うかもですが、誰でも必ず「何かしらの理由」があるものです。
例えば・・・
- 本屋で見つけて面白そうだったから
- 図書館で気になったから
- 映画やドラマが面白かったから
- 両親や友達、先生に薦められたから
- 兄や姉が読んでいたから
- 読書感想文コンクールの課題図書だから
- 表紙が気に入ったから
- 主人公が自分と同じ部活に入っていたから
等など、こんな感じの理由でいいですよ。
テンプレート例
「私が読んだ本は( )です。この本を選んだ理由は( )だからです。」
例文
このように感想文の始めに「本を選んだ理由」を書いていると、次の「本のあらすじ」にも繋げやすいですよね。
ちなみに文章量は「読書感想文の10%」くらいにしましょう。
例えば原稿用紙3枚なら120文字(6行)くらいですね。
書き出しがスムーズに行くと記事も書きやすいですよ♪
あらすじは簡単にまとめよう
あらすじは「本の内容」を簡単に説明する箇所です。
本の中で「誰が何をしたのか」を簡潔にまとめて書くようにしましょう。
たま~に…
こんな感じで「感想文のほとんどがあらすじ」という人がいますが、これはNGです。
あらすじは多くても「読書感想文の10%」程度にしましょう。
原稿用紙2枚なら80文字(4行)、原稿用紙3枚なら120文字(6行)くらいですね。
・・・とはいっても、「読書感想文が苦手で早く終わらせてしまいたい」「感想文より他の課題を優先したい」というときは、あらすじダラダラの感想文を書くのもありかなぁと思います。
ただし、先生からの評価が低い&最悪の場合再提出の可能性があるので注意してくださいね。
ちなみに、「あらすじは書かないように」と指示する先生もいると思います。
その場合、あらすじは書かなくてもOKですよ。
また、あらすじが短い分にはどんなに短くても構いません。スッキリまとめてしまいましょう。
テンプレート例
or
この本で主人公は( )して、( )しました。
見本例文
あらすじはこのくらい短くてもOKですよ。
感想部分が読書感想文のメイン!
読書感想文ではこの感想パートが最も大切な箇所で、基本的には以下のようなことを書きます。
- 本の中で心に残ったシーン
- そのシーンを読んでどう思ったのか
- 自分の似たような経験
- それらの経験から学んだこと
もし、似たような経験がない場合、「もし自分が登場人物だったらどうしたのか」「このことから学べること」を書くと良いですね。
テンプレート例
なぜなら、私も( )と似たような経験があるからです。その経験とは( )です。このことから私は( )だと思いました。
見本例文(走れメロス)
メロスとセリヌンティウスがお互いに殴り合ったところです。その中でも、お互いに一度裏切りかけたところを正直に告白した場面が心に残りました。なぜかというと、僕もメロスたちと似たような経験があるからです。
それは僕と友達が野球の練習をしていた時のことです。僕は友達のバッティングのホームが悪いことに気がついたのですが、そのことをなかなか友達に教えることができませんでした。友達の悪いところを注意して、偉そうなやつだ思われるのが嫌で伝えることができなかったんです。
でも、このままだと友達はバッティングが上手くなれないので、僕は友達の悪いところを正直に伝えました。そうしたら友達は
「ありがとう。そっちの方が上手く打てそうだよ」
と言って、今度は正しいバッティングで練習するようになりました。僕に文句を言ったり、偉そうだと陰口を言ったりすることはなく、僕はもっと早く伝えていればよかったと思いました。
そして8月の試合では友達がホームランを打ち、僕たちは大喜びしました。あの時、友達の悪いところを正直に注意して本当に良かったです。
↑こんな感じで、自分の経験も入れながら書くと良いですね。
関係する経験・体験がないなら
ちなみに「自分の経験が思いつかない」という場合には「もし自分が○○だったら~~~したと思います。このことから私は~~~~だと思いました」みたいに、主人公と自分を比べて記事を書くのもオススメですよ。
もしくは、印象的なシーンを3つ程あげて
1つ目は△△です。ここを読んで僕は~~~だと思いました。
2つ目は□□です。なぜなら~~~だからです。
3つ目は◎◎です。その理由は~~~だからです。
という風に書いてもOKですよ。
ただ、やっぱり「自分の経験」なども一緒に書いた方が先生からの評価は高いと思いますので、書けそうなら経験まで書いてみましょう。
まとめは「本から学んだこと」を書く
まとめは「本から学んだこと、本を読んで変わったこと」をかくところです。
例えばこんな感じですね。
- 本を読んで友達の大切さを学んだ
- 本を読んで世界の支援活動に興味をもった
- 本を読んでリサイクルの知識がついた
これだけでも良いのですが、さらに高評価な感想文にしたいなら「自分の生活に活かしたいこと、将来に活かせること、決意」などまで書けると良いです。
- これからは友達がいじめられていたら「そんなことしたらダメだ」とハッキリ言おうと思う
- 次の大会で優勝するために○○のように毎日練習して、日々の努力を忘れないようにする
- これからはママに頼まれなくても、積極的にお手伝いをします
こんな感じで「これからの未来につながる内容まで書けるとGOODです♪
テンプレート例
見本例文
私は「おかあさん、ありがとう」を読んで、お母さんが私を命がけで生み、そして愛情いっぱいに育ててくれたことを学びました。お母さんは食事の準備も洗濯も掃除も、全て無償でしてくれます。そして、何気ない注意も、実は私のことを想って言ってくれていたんです。それなのに、お母さんに文句ばかり言っていた私は本当にバカでした。
これからはお母さんに少しでも恩返しができるように、頼まれなくても積極的にお母さんのお手伝いをしていきます。そして今日帰ったら一番にお母さんに言います。
「お母さん、いつも私のためにありがとう」
読書感想文のフォーマットをダウンロード
「自分の子供or生徒にテンプレートを渡したい」という人のためにテンプレート(フォーマット)を準備しました。
ワードで作っていますので、パソコンでそのまま文字を打ち込んで感想文を書いてもいいですし、プリントに印刷して使うこともできますよ。
もちろんフリー(無料)でダウンロードしてOK。特に許可も必要ありませんよ。
上記リンクをクリックしたら自動でダウンロードされますので、ぜひ使ってあげてくださいね。
読書感想文のテンプレートまとめ
いかがだったでしょうか?
読書感想文はテンプレートに沿って書くと簡単に書けちゃいますよ。
もし、小学校低学年で自分でテンプレートを使うのが難しい場合は、親が質問形式で子供の感想を引き出してあげると良いですね。
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