この記事では「君の膵臓をたべたい(著者:住野よる)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。
また、一緒に「君の膵臓をたべたいの読書感想文例文(小学生高学年5~6年生向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。
映画でも話題になった「キミスイ」。一度読み始めると最後まで一気に読んでしまえますよ。
君の膵臓をたべたいの登場人物
「僕」この物語の主人公。友達や恋人など他人を必要とせず、ひとりの世界で自己完結している。
「山内桜良」元気で人気者。表情豊かな少女。
「滝本恭子」山内桜良の親友。「僕」と「桜良」の交流を良く思っていない。
「ガム君」教室掃除で関わりを持った。素直。「恭子」の事が好き。
「隆弘」学級委員で「桜良」の元カレ。「僕」と「桜良」の関係を疑っている。
君の膵臓をたべたいのあらすじ(簡単な話の内容)
主人公の「僕」が、たまたま病院で拾った「共病文庫」と書かれた本は、クラスメイトの「山内桜良」の秘密の日記帳だったのです。
その日記帳の中に綴られていたのは、彼女が肝臓の病気で、余命がもう長くはないという事でした。
興味本位で読んでしまった「僕」は、彼女の身の周りで唯一、病気を知る人物となったのです。
山内桜良の「死ぬ前にやりたいこと」を叶える為に、性格が正反対の2人が少しづつ距離を縮めていき、次第に心を通わせるようになっていきます。
そして「僕」は、もともと友人や恋人を必要としない生き方をしていたのですが、成長していく中で 「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意します。
しかし、そんな中で、「山内桜良」の様態が悪くなり…。
「キミスイ」は映画化され話題になった作品。小説が苦手な人はDVDを先に見るのもオススメですよ。
本のテーマ(主題・キーワード)
・青春、友情、友達
・恋愛
・病気
・生と死、命の大切さ
・人との繋がり
読書感想文の書き方やコツ
まず、1つ目が主人公の「僕」が「桜良」と秘密を共有してから、徐々に仲良しになって「僕」の中でこれまで完結していた人間関係が広がっていく所です。
ここでは「僕」が、「桜良」と関わる前よりも明るくなっていて、以前よりも積極的に人と関わっていく所が素晴らしいです。
2つ目は、ヒロインの「桜良」が通り魔に刺されて亡くなった後、絶望な中でも少しずつ「桜良」と過ごしたこれまでの過去を振り返り、前を向いて生きていこうとする所に注目してもらいたいです。
読書感想文例文(小学生向け1200文字以内)*ネタバレあり
題名(タイトル):怖い話ではありません。
最初の読み始めは、タイトルが「君の肝臓を食べたい」と書いてあるので怖い話なのかなぁと思っていました。 ですが、いざ読んでみると希望や絶望に喜怒哀楽、沢山の感情が溢れ出てきました。
主人公の「僕」は割とクールというか、少し冷めていて、友達や恋愛など、誰しもが必要と思っている関係を必要ないものとして、ひとりで生きているような人でした。 そしてそれとは正反対に、「山内桜良」は明るく、友人も沢山いて恋愛にも積極的な、活発な女の子です。
「僕」が「桜良」の秘密を勝手に読んで、知ってしまった時も、彼女は悲しそうな感じでも、諦めている感じでもなく、明るく、今を生きている様子でした。 そんな彼女の「山内桜良の死ぬまでにやりたいこと」に付き合う事になった「僕」は、彼女と過ごしている間、少しずつ自分の中で何かが変わっていました。
昼間から焼肉の食べ放題に行ったり、ホームセンターで「自殺用ロープを探している」と店員に行って驚かせたり。 見ている人からすると、「僕」と全く同じ気持ちになると思います。 友人と休日に遊んでいるという感じで、「桜良」が本当に死んでしまうのか、実感が湧きません。 「僕」が彼女に本当に死ぬのかと尋ねると、「死ぬよ」と返事をするだけで、彼女はいつも通りなのです。初めての感情だったり、体験だったり、これらの出来事に戸惑ったり、時には喧嘩になったりしながら、2人は徐々に心を通わせるようになっていきました。
そして、彼女は入院して、「僕」はとても心配していましたが、その後、無事退院することが出来ました。 待ち合わせ場所に4時間以上待っていても、結局彼女は現れませんでした。 不思議に思いながら家へ帰り、僕はテレビのニュースで彼女の行方を知る事になりました。 彼女は通り魔に刺されて亡くなったのです。
「僕」は悲しみのあまり、彼女の葬儀には一切参加せず、家に引きこもってばかりでしたが ようやく「僕」は彼女にお別れを言うために、彼女の家へ訪れ、母親から「共病文庫」を見せてもらいました。
最後のページには、「僕」と「桜良」の互いを想っている事が分かり、 彼女の携帯には、「僕」がメールで送った「君の膵臓を食べたい」を開封しており、「僕」はその場で泣き崩れました。 彼女が「僕」と同じ気持ちだったという事は、とても嬉しいと同時に切ない気持ちになりました。 そんなに想っても、もう彼女はこの世には居ません。
最後には、「僕」や「桜良」の友人達と一緒に行動しているので、主人公の「僕」は彼女と関わったことで人生が大きく、良い方向へ変わっていったのだと思いました。 ハッピーエンドとは言えませんが、主人公がこうなったのも亡くなった「桜良」のおかげであると思います。
あらすじ部分が多すぎますね。もう少し「自分の感想」や「本を読んで学んだこと」を入れるようにしましょう。
*パクり、丸写し、コピペ、無断転載はダメですよ。自分で考えて書きましょう。
君の膵臓をたべたいの読書感想文まとめ
いかがだったでしょうか?
「君の膵臓をたべたい」では「死ぬ前にしたいことリスト」が出てきますよね。
自分自身の「○○までにしたいことリスト」を考えて、書いてみるのもオススメですよ。
頑張ってくださいね。
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