西の魔女が死んだ 読書感想文の例文~小学生中・高学年向け~

西の魔女が死んだの読書感想文例文 小学生向け 小学校中高学年向けの本(原稿用紙3枚分)

この記事では「西の魔女が死んだ(著者:梨木香歩)」で読書感想文を書く時のポイントを紹介しています。

また、一緒に「西の魔女が死んだの読書感想文例文(小学生中・高学年向け)」も紹介していますので、参考にしてくださいね。

「西の魔女が死んだ」は子供が共感しやすいストーリーになっています。自分が共感できる箇所をクローズアップすると感想文も書きやすいですよ。

 

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西の魔女が死んだの登場人物

「まい」中学3年生。中学校に入学してすぐ不登校になり、お母さんが提案し、おばあちゃんと魔女修行することになる。

「おばあちゃん」自然豊かな場所で暮らしていて、まいに魔女修行を指導している。温和な性格だけれど、怒る時はきちんと叱ってくれる。

「ママ」おばあちゃんと仲が悪いわけではないけれど、考え方が違ってぶつかり合う。日本とイギリスのハーフで、小さい頃そのことで嫌な思いをした。

「パパ」誠実な人だけれど、まいにとても冷たい事を言って、まいを苦しめる。

「ゲンジ」おばあちゃんの近所に住むおじさん。まいはとても嫌っている。まいとおばあちゃんが喧嘩する原因を作った人。

 

西の魔女が死んだのあらすじ(簡単な話の内容)

主人公まいはある日、学校で先生に帰る準備をするよう言われました。

祖母が倒れたことを知らされ、急いで祖母の元へ向かいます。

お母さんが車で運転している中、まいは祖母の事を思い出します。

 

まいは2年前、お母さんに学校に行かないと言った事がきっかけになり、1か月程おばあちゃんの元で過ごすことになりました。

ホームシックになりながらも、優しいおばあちゃんと自然の中で、穏やかな暮らしを送るようになりました。

そんなおばあちゃんの元を去る数日前、あることをきっかけに2人の間に小さな溝が出来てしまい、まいはおばあちゃんとの別れの時「おばあちゃん、大好き」という言葉を言えないまま実家に帰ってしまいました。

そのことを後悔していた「まい」ですが、以前おばあちゃんと約束した死んだときの痕跡を見つけ、まいは泣きながら「おばあちゃん、大好き」と呟きました。

 

「西の魔女が死んだ」は映画化されています。読書感想文抜きにして、ぜひ一度は子供に見てもらいたい良作です。小説が苦手ならこちらを先に見ると中身が理解しやすいですよ。

本のテーマ(主題・キーワード)

・いじめ、マイノリティ

・青春、友達

・家族愛、祖父母

 

読書感想文の書き方やコツ

タイトルにもなった西の魔女(おばあちゃん)から教わる「魔女修行」をしていく中で、「まいの中で自分を変えたいと思う気持ちが芽生え始める所」が、ポイントです。

おばあちゃんは、まず早寝早起きという人が生きていく上で最初の最初に教わる、当たり前な事を言います。

読み始めは、なんだこんなこと修行じゃないじゃないかと思って読んでいましたが、「おばあちゃんが教えてくれる当たり前と言われている行いがどれほど大切か」少しずつ分かってきます。

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読書感想文例文(小学生中・高学年向け1200文字以内)

題名(タイトル):逃げるのは悪いことじゃない

 

このお話はとても読み進めやすいし、わかりやすいです。というのも、この主人公まいは私達と年が近く、私達がもう少し大人になったときにぶつかってしまう問題を抱えているからです。不登校になった人の学校に行かなくなった理由の多くは、人間関係です。

まいは中学生ですが、中学生は小学生より責任が大きいと思います。大人になる一歩前なので、たくさんの問題にぶつかって、時にはくじけてしまったりします。そんなとき、西の魔女と暮らし、魔女修行をする事で「自分で決める事の大切さ」を学べたまいはとてもラッキーでした。自分で学んで、自分で考えて、自分で行動することは女の子にとって勇気が必要です。

まいが学校のクラスで馴染めなかった理由として、興味が無い話に一生懸命に相槌をうったり、一緒にトイレまで行動したりなど、女の子がよくする友達付き合いに嫌気がさした事です。そのような付き合いをぱたりとやめてしまったまいはイジメの対象になってしまいます。恐らく、周りに合わせる事をやめたので、教室で浮いた存在になったのでしょう。

でも、私はこのまいの行動は正しかったのではないかと思いました。まいは自分が無理をして付き合う必要が無いと感じ、その嫌な付き合いをやめただけで、誰も傷付いていないし、誰にも迷惑をかけてはいないからです。

そして、タイミングも良くお父さんから仕事の都合も含め、まいに転校することを進めます。まいは、転校したからといって全てが解決するわけではないと考え、もやもやした気持ちでいました。いじめられている学校からべつの学校へ行ったとして、また新しく人間関係を築き、生活していかなくてはなりません。まいは集団で行動すること、ひとりで行動すること、どちらからも逃げることになるのです。

まいは最初、その話からも逃げようとしていましたが、西の魔女との生活で少しずつ新しい場所でも頑張っていこうと思う気持ちが現れはじめました。

 

突然ですが、この逃げるというのは、このお話では悪い事ではありません。西の魔女は、文中にこう語っています。

「自分が楽に生きられる場所を求めても、後ろめたく思う必要はない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだって、誰もシロクマを責めない。」

私は、これまで大人から「逃げるんじゃない。耐えろ。」と教わってきました。ですが、この本では逃げる事は悪い事ではないとおばあちゃんのセリフで書かれています。私にとって大きな発見でした。これからもし、辛い事があってもこう考えることによって逃げた事への後ろめたさや、逃げる事への恐ろしさが消えます。これで、辛い日があったとしても、とても楽しくなるのではないかと思いました。

西の魔女が死んだには様々な「おばあちゃんの名言」があります。気になる名言に着目して書いてみるのも良いですね。

*パクリ、丸写し、コピペ、無断転載はダメですよ。自分で考えて書きましょう。

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西の魔女が死んだの読書感想文まとめ

いかがだったでしょうか?

西の魔女が死んだは「いじめ、不登校、偏見、マイノリティ、価値観の違い」と子供が共感しやすい内容が書かれています。

何かしら共感できる部分があるので、その部分に着目すると感想文も書きやすいですよ。

頑張ってくださいね。

 

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