ここでは童話「長靴をはいた猫(著者:シャルル・ペロー)の簡単なアラスジや教訓」を紹介しています。
また、「長靴をはいた猫の読書感想文の例文(小学生低学年向け)」も一緒にまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
長靴をはいた猫の登場人物
長男:三兄弟の一番上。父親の財産として小屋を貰う。
次男:父親からロバを貰う。
三男:父親から猫を貰う。自分だけ外れだとなげやりになる。
猫:三男に与えられた。喋るし上手く立ち回る天才。
オーガ:怪物。力はあるがあまり頭が良くない。
簡単なあらすじ(要約・概要)
粉挽き職人だった父が亡くなり、息子である三兄弟に与えられたのはそれぞれ小屋、ロバ、猫。
三男は一番外れだと落ち込みますが、その猫がやりくり上手。
三男のことを「カラバ伯爵」だと王様に名乗り、色々な物を献上する。
お城まで乗っ取り、王様にアピール!
猫のおかげでついに王様は「カラバ伯爵」を自分の娘と結婚させ、三兄弟の中で三男が一番出世しました。
詳しいあらすじ(物語の内容)
父親が亡くなってしまい三男は自分だけお金にならない、商売にもならなそうな猫をもらう。
そのことに不満がある様子だが、そこで猫が話し出し「長靴と袋をほしい」と言い出した。
あっけにとられ、言うとおりに長靴と袋を与えるとまずはウサギを捕まえて王様に献上する。
そして「カラバ伯爵(三男のこと/嘘の名称)」からの贈り物だと伝えて…。
それから度々王様に物を献上して、ついにこのあたりを治めていた怪物・オーガまで簡単に手の中で転がしてしまい、オーガが持っていた城まで「カラバ伯爵」のものだと言い張ってしまう。
着実に周りを固めて、しかも王様の信頼まで勝ち取った「カラバ伯爵」はついに王様の娘と結婚することになってしまう。
最初は一番損だと思っていた三男が大逆転。
立派な小屋やロバを貰った兄たちよりも比べものにならないくらい豊かな暮らしをする。
それに貢献した猫と猫のおかげで出世をした「カラバ伯爵」は幸せに暮らしました。
童話の「長靴をはいた猫」とは別物ですが、映画「長靴をはいた猫」も面白いですよ。テンポが良く最後まで飽きずに見れます♪
教訓・伝えたいこと
自分の幸せのために「まわりからずるいって思われても掴み取ろうとする」のは大事なんだなと思いました。
それと、父親が長男に小屋を渡したのは「自分の職業を継がせたかったのかな」と思いますが。
次男の場合、「高価になりそうなロバ」を貰ったのに何もしなかったですよね。
自分でどうとでもできたのにしないのは自分の責任です。
つまり、長靴をはいた猫の教訓は…
- 知恵を働かせることの大切さ
- 一見役に立ちそうにないものでも、工夫次第で役に立つ
- 自分の価値観だけで判断してはいけない
ということではないでしょうか。
読書感想文(小学生低学年向け800文字以内)
題名(タイトル):長靴をはいた猫は賢いのか?
猫が次々に上手く立ち回っているのは見てて面白いけど、あんな風になりたい!とは思いませんでした。まあ確かに猫みたいな人はいると思います。周りから白い目で見られても、ああやって行動するのは逆にすごいです。
クラスにもそんな人がいます。スネ夫タイプです。どこにいても権力のある人にくっついてぜったいにいじめられないように過ごしている人。こういうタイプは冷たい人だと思います。
どうしてかって言うと、仲良くしてたはずの友達をボスがいじめようとしても止めないからです。一緒になっていじめて、ボスが他をいじめるとその子もやめます。そしてボスが他をいじめると一緒になって他をいじめます。
こういう人が世の中でうまくいく人ならわたしは上手くいかなくていいかな。やさしい子が大好きだし、やさしい人でありたいです。
三男はとてもおいしい思いをした人です。猫の言うことを聞いていれば上手くいったし、ずっと何もしていないから。ふと思ったのですが、猫が三男を有名にしてやろうと思ってやったのではなくて、自分のためにやったのかなと思いました。
そうだとしたら、すごく策士ってやつだな。自分が良い生活をしたいから三男を使って良い暮らしを手にしたと思ったら、猫のことはこわいです。こんなことに使われる王様も大したもんじゃないな、とも思います。この国は大丈夫なのかしらと余計なことを心配したりしていました。
いじわるもしたくないし、だまされたくもない。使われたくもないけど、猫みたいにかしこい人になりたいと思います。そのために勉強をがんばらなきゃなと思いました。
こんな風に感じたことを素直に書いてもいいですね(素直に書きすぎてるけど)。本を読んで学んだことを書けるとさらに良いです。
*コピペ、無断転載、丸写し、パクリはNGですよ。
長靴をはいた猫の読書感想文まとめ
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