先生から「物語を要約するように」と指示されたけど、書いてみたらなんだか「ただのあらすじ」のような気が…。いや、でも、要約のような気もするし…。
そもそも「あらすじ(粗筋)と要約の違い」がなんなのかわからない…。
そんな経験はありませんか?
ここでは「あらすじと要約の違い」を紹介しています。
わかりやすいように誰もが知っている童話「桃太郎」を例にあげまとめていますよ。
また、「あらすじや要約を書く時に間違いがちなポイント」も書いていますので、ぜひ最後までお読みください。
あらすじと要約…似ているようで意味が全然違うんですよ!
あらすじと要約の違い。それぞれの意味は?
あらすじと要約の違いですが、簡単に言うと、それぞれ以下のような意味があります。
- 要約…物語のキーとなるポイントを押さえつつ、内容を短くまとめたもの
- あらすじ…物語のあらかた(粗削り)な道筋
これだけではわかりにくいかもですね。
もう少し詳しく言うと、あらすじの方が「最初はこうなって、次にこうなって、その次にこれが起きて、最終的にこうなった」という風に「物語の展開を順序良く説明する必要」があります(必ずしも全てのあらすじがこうとは限りませんが)。
なので、「要約よりあらすじの方が長い」と思ってください
一般的にはこのように考えられていることが多いですね。
あらすじと要約の意味を「桃太郎」を例に説明
それでは、実際にあらすじと要約はどのような感じになるのか「桃太郎」を例に紹介しますね。
桃太郎でしたら誰でも知っている昔話ですので、イメージが付きやすいかと思います。
桃太郎の要約
「桃から生まれた桃太郎が、きびだんごで犬・猿・キジを仲間にし、鬼退治に成功する。」
要約はこんな感じで「要点だけまとめたもの」ですね。
もちろん、指定された文字数によってはもっと詳しく書いてOKですよ。
桃太郎のあらすじ1
「老夫婦が川から流れてきた桃を割ると中から男の子が生まれました。老夫婦は男の子を桃太郎と名付けて大事に育てました。
成長した桃太郎は、当時悪さをしていた鬼をやっつけることにします。
おばあさんからきびだんごをもらい、鬼がいる鬼が島に出かける桃太郎。途中、お腹を空かせた犬、猿、キジに順番に出会い、それぞれ「鬼退治に付き合うこと」を条件にきびだんごをあげ、犬・猿・キジを仲間にします。
鬼ヶ島に着いた桃太郎と3匹の家来は見事に鬼退治に成功。鬼が村人から取り上げた宝物を村に持ち帰ります。」
このあらすじで「238文字」になります。
さらに短くまとめるなら・・・
桃太郎のあらすじ2
「老夫婦は桃から生まれた桃太郎を大事に育てます。
成長した桃太郎は、おばあさんからきびだんごを貰い、鬼退治に出かけます。
途中、犬、猿、キジに順番に出会い、それぞれきびだんごをあげ仲間にします。
桃太郎と3匹の家来は鬼ヶ島で鬼退治に成功し、鬼が村人から取り上げた宝物を村に持ち帰ります。」
こちらで「139文字」になりますよ。
あらすじと要約の違いはなんとなくイメージできたと思います。
また、あらすじ等はこのように「指定された文字数」に合わせて「どのくらい詳しく書くか」を調整してくださいね。
要約やあらすじを書く時の注意点
自分の意見は入れない
要約やあらすじを書く時にやってしまいがちな間違いは「自分の感想を入れる事」です。
あらすじや要約は「物語の簡単な流れを紹介するもの」。
個人的な考えや意見はいりません。
自分の意見や考えを書いてしまったら「感想文」になってしまいますので、注意してくださいね。
いらない箇所は思いっきり削り、簡潔にまとめる
これは「何文字でまとめるか」にもよりますが、文字数指定がある場合、制限内にまとめないといけないですよね。
ついやりがちなのが「細かな話の流れまで書いてしまい、制限文字数をオーバーしてしまう」ことです。
要約やあらすじで必要なのは「物語が進むキーとなる出来事」だけでOKです。
必要のない箇所は思いっきり削り、簡潔にまとめましょう。
「そんなこと言われてもうまくまとめることができない!」
そんな人は以下の記事を参考にしてみてください。
読書感想文のあらすじを書く時ように書いた記事ですが、「あらすじを簡単に書く方法」を具体的にまとめていますよ。
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あまり分からなかった